【社長の出張日記2019年】 フランスのMIRECOURTミルクールを歩いてみました①3月
2019/03/13 投稿
フランスの北東部・アルザス/ロレーヌ地方にフレンチバイオリンの聖地ミルクールMirecourtはあります
もう少し東に行けばドイツのシュツッツガルト・スイスのジュネーヴで食文化はドイツ料理と大きく接点があります
弓職人のドミニク・ぺカットの生誕地であり、パリで製作者として成功したJ.B.Vuillaumeヴィヨームもこのミルクール出身ということ
そして駒で有名なAUBERTオベール・オーベルトもこのミルクールで現在も製作されているので、フレンチバイオリンをお持ちでない方も
駒にMIRECOURTと刻印されているはずです
アルザス・シャンパーニュ・ロレーヌ地方の小都市ミルクールに行ってみることにしました
以前はパリからの日帰りが可能でしたが、交通事情の関係でナンシーNANCYからのバス移動が現実的です

ナンシー駅

NANCYのバス乗り場からSNCF国鉄バス”ミルクール行き”に乗ります
バスのチケットは駅の券売機で往復買っておきました
駅の反対側などバス停が何か所かあるので注意!(いちばん大きなバスターミナル)

NANCYからバスで1時間(55㎞)
ナンシー市街地を10分走り、高速道路を20分、小さな町に2か所停車してミルクールに向かいます
乗客は私を含めて2名、かなり田舎の方面です

ミルクール全景



フランスらしくジャンヌダルクの銅像


なだらかな丘陵地帯です
名水で有名なVITTEL・CONTREXヴィッテル・コントレックスはすぐ隣町です


国鉄MIRECOURT駅跡、すでに廃線となっています
バスが代行の交通手段となっており、駅舎がバス待合所として使用されています
地図も持たず待ちを歩いてみましょう



フランスバイオリン&弓製作博物館

ケーキ屋さん

市内中心地にあるヴァイオリンショップ
もともとドミニク・ペカットがここで弓製作をしていました





フレンチバイオリンメーカーの工房がそのまま残っており、街歩きで巡ることができます
ドイツのミッテンヴァルトのようにアルプスに挟まれた山間でもなく
イタリアのクレモナのような平野の川沿いでもなく
なぜこの地がフレンチバイオリンの聖地となったのでしょうか?

【NANCY ナンシー】
ロワール地方の古都ナンシーに一泊しました
アルザス料理もおいしいし、アールヌーボー発祥の地として人気の観光地でもあります






ミルクールを訪れるには
以前はパリからの日帰りも可能でしたが、ミルクールまでの鉄道が廃線になってしまっているし、
ミルクールにあまりホテルがないので、ナンシーから足を伸ばすのが現実的かと思います

どうでしたか?
街中のこと歴史のことは
“ミルクールを歩いてみました①②”で詳しくご紹介していきます
文:松永歓
