【出張レポート】MUSIC CHINA2017その1クラリネット編

例年秋に中国・上海で行われるMUSIC CHINAに社長の松永歓と管楽器担当・山本が行ってまいりました

その1、クラリネット編です

MUSIC CHINAは世界中の楽器メーカーが集合!一大トレードショーです

ここが中国なの?と思うほど、会話はほぼ英語

あまりに情報が多いので、このページはぜんぶクラリネット特集にします

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ご存知のように日本国内の管楽器業界では総輸入・発売元が決まってます

国際楽器社がここで仕入交渉というのはないです

しかしメーカーの人に直接お話を訊くことができるチャンス

日頃の接客販売のことばに深みが出るだけでなく、

販売店としてモチベーションが上がります


【UEBEL(ユーベル)のクラリネット】

近年じわじわ人気がアップしているドイツのブランド

グラナディナ・キーの素材がしっかりしており、これはおススメして間違いなし

金メッキシリーズやドイツ式も一斉に展示、こういったときに吹いて品質を確認することが大切です


最初は遠慮していた山本さん、燃えてきました

上級モデルSuperiorとSuperiorⅡになるとソリストモデル・室内楽向けと方向性がはっきりしてきます

どうぞどうぞ!と好意的にクラリネットを試奏させていただきます

訊きたいこともメーカーの方がスパッと答えてくださるのも安心感のひとつですね


UEBEL社長と2ショット

社長、なんかいつもと雰囲気違いすぎないですか?(笑)

UEBELバスクラリネットLOW-Cはハイエンドモデルとして日本で地位を獲得しています

当社ではクラシックモデルをご紹介していますが、Ebクラリネットなども好印象

日本での勢力図が変わるような予感です


【お馴染みのビュッフェ・クランポン】

これ、何か気づきませんか?↑↑↑

気づいた方、ちょっと待っててください

日本国内でこのサービスが受けられるのか確認中です


そう、新製品LEGENDEもここで試すことができました

ビュッフェ第三のボア
“Traditional”の上位モデルに位置します

クランポンは中国でも大人気でプロ奏者シェア率80%なんだそうです!


【イタリアのRIPAMONTI】

イタリア・ミラノに工房があり、スイス・ルガーノ交響楽団の奏者と研究を重ね、最上位ブランド”RIPA”(リパ)が完成しました

毎週末製品のテストのために、社長はルガーノに行っているそうです、羨ましいな~

オーケストラ奏者が”仕事で使える”品質を目指しただけあって、上々の仕上り

ぜんぶのモデルを試奏させていただているところ、RIPAの社長が・・・

”彼女にG管を吹いてもらってくれ”

ということでこんな画に(笑)

グラナディナ50%樹脂50%のハイブリット素材のマウスピースが完成し、日本でも発売が予定されているとのことです

イタリアらしく明るく意欲的なメーカー

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ほか、中国では樹脂製のリードが思った以上に普及していることにびっくりしました

とにかくスケールが大きすぎる、情報が多すぎる世界最大の楽器ショー

山本がいろいろなことを学んできましたので、お店でいろいろ質問してみてください



(記:松永歓)