ウクライナ避難民にバイオリンが寄贈されました【社長の出張日記・特別編】

【社長の出張日記・特別編】

2023年1月に国際楽器社でとても良いことがありましたので’出張日記’の名前をお借りしてご報告です!

母国から戦禍を逃れひとり日本に避難してきた19歳の学生ユリヤ・ガブリエンコさんにヴァイオリンがプレゼントされました


2022年2月からウクライナにロシアが侵攻

ユリヤと母親は戦禍を逃れポーランド・イギリスへと移り住むなか、ポーランドの日本大使館で避難支援プログラムを知り応募

日本の千葉まで母親と行動を共にしていましたが母親は1年におよぶ長旅に疲れてしまい戦禍の故郷に帰国、ひとりになったユリヤはバイオリンを持ち出せぬまま京都に移住します

 

『祖国からヴァイオリンを持ち出せずに困っている』

そんな話を埼玉県のピアニスト渡辺静代さんが聞きつけます

どうすれば良いのか?わからないまま以前ウクライナでの演奏会で共演したこともあるシンフォニア・アルシスOSAKAを主宰する指揮者の守山俊吾さんに相談しました

 

”それなら私が楽器を準備してあげましょう!”

と守山さんが立ち上がられました

 

楽器選定はご縁あって国際楽器社で行われました

守山先生のアドバイスを聞きながら楽器選びがスタート

ヴァイオリニストには妥協できないのが弓

昨今の為替やワシントン条約などにより弓が高騰しています

弓で予算がかかりすぎると良いバイオリンを買ってあげられないし…

ということで

弊社の松永が個人で寄贈することを申し出ました

『ユリヤちゃん、どうぞ好きな弓を選んでください』と10本以上お出ししました

一番良い(高い)弓が選ばれました

 

んーそりゃそうなりますよね(笑)

バイオリンが決まりました!

とっても嬉しそう

製作証明書と一緒に撮影

バイオリンはドイツのJULIA Klotz(ユリア・クロッツ)さんによる作品

2022年の9月の海外出張の時にドイツ・ミッテンヴァルトで譲っていただいた楽器です

ユリヤとユリアで偶然名前が一緒でびっくり!

楽器選定を終えたところにビオラ講師のザザさんがご来店

数日前までウクライナの隣国・ジョージアのトビリシに帰国されていました

『トビリシ市内もウクライナの人がたくさん避難していましたよ』

とユリアちゃんとお話し中

全員で記念撮影

左から

国際楽器社の松永歓、指揮者の守山俊吾さん、ビオラ奏者でジョージア出身のザザ・ゴグアさん、ウクライナのユリヤ・ガブリレンコさん、ピアニストの渡辺静代さん

 

楽器をユリヤちゃんに無事お届けすることができましたが、ユリヤちゃんは母国が落ち着くまでは京都で生活することになります

ユリヤちゃんが演奏活動で収入を得られるよう、今後は守山俊吾先生とザザさんがコンサートなどを企画されます

もし、そのようなコンサートを見かけられましたら是非行ってあげてください

それだけで遠く離れた国の支援になります


どうでしたか?

私個人から弓とケース(淡い青色のスーパーライト)寄贈させていただきました

小さな楽器屋の店主の私にとってはちょっと背伸び?になりましたが

世界中の仲間に助けられこそ大阪で楽器屋さんを続けられているのが国際楽器社!

 

恩返しできた気分でなんだかスッキリ!

 

関わる人みんなが幸せになれる集まりに参加させていただきありがたかったです

神戸新聞にも取り上げていただきました(2023年3月1日版)

神戸新聞2023年3月1日ウクライナ

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文:松永