社長の出張日記 2023.10中国・上海編

たま~に気が向いたら更新する社長の出張日記

2023年10月に中国・上海に行ってきました

【そもそも中国入国が超ムズイ】

2023年7月より中国政府は日本人の中国入国を”VISA査証あり”を条件に解禁しています

 

2023年10月10日からMUSIC-CHINA2023(上海楽器見本市2023)が4年ぶりに開催される事もあるし、麻婆豆腐の素も買いに行きたいなーとも思っていたので

お盆休みを利用して書類を入力しWEB申請しようと思ったら

”あなたの申請は10月15日より受付をします、通常受付から発給まで2週間ほど時間を要します”

との回答、

11月にVISA貰っても終わとるやん!と、中国行きはいったんあきらめたのですが

9月中旬になって”中国系の旅行会社に頼めば2週間でやってくれる”とのウラ情報を知人から入手!

自分でネットで調べ大阪のとある旅行会社に直接電話すると

”大阪はすべていっぱいですが広島支店からでしたら若干余裕があります”

といわれ、広島支店に電話したら”何とか間に合います”

・・・つまり中国行きたいなら広島一択やん!ということで広島の旅行代理店に申請を代行してもらうことになりました

 

中国側からINVITATION LETTER(招聘状)を作成してもらい、広島にパスポートをレターパックで送付。期限内にVISAが発給されてなんとか中国に行くことが許されました で、関空から出発です(もうしんどいわ!)

入国がムズイ東欧の国などはいくつか訪問をしたことがありますが、

『日本のかたはしばらく来ないほうが良いですよ!』的な国家からの塩対応は人生初の経験です

機内食はサンドウィッチ

お箸がついてくるし余計に不安です(笑)

本当に入国できるのか?と不安でしたが、

上海の空港に着くといくつかWEB申請をするだけで、拍子抜けするくらいあっさり入国できました

今思えば2022年5月にドイツフランクフルトから帰国するときのPCR検査のほうが大変でした


【ということで見本市】

楽器関連の総合見本市では確実に世界一となったMUSIC-CHINA

世界中のメーカーやディーラーが集合することもあり、弊社では10年ほど前から訪問しています

4年前とくらべヨーロッパ勢の出展がやや控えられた印象はありますが、中国国内の需要に支えられてものすごく活気を感じます

 

ドイツの友人がオーナーのクラリネットメーカー

ハープのトップブランドLion&Healy とSALVI

謎の管楽器!(オーボエ?クラリネット?トランペット?)

中国内陸部ウイグル系民族楽器による演奏

サジ・ドタールとかいうイラン発祥の弦楽器のハズ?です

当社でも納入実績がある楽器なので、こういう生ライブは奏法の勉強になります

ドイツの友人弦楽器メーカーのブース

試奏できますが展示の楽器はすべて売約済みだそうです

中国市場の力強さも感じますし、良いメーカーは世界中で取り合いになっていることもこの場に来ると実感します

ブースを持たないひと同士で”勝手に見本市!”

こんな感じがいかにも中国で個人的にはとても好きです

イタリアよりSIMEONE MORASSIシメオネ・モラッシー氏

北京音楽大学バイオリン科の学部長さんに撮ってもらいました

”来週はイタリアに行きますけどイタリアでお会いできますか?”、という謎の連絡確認(笑)

ドイツよりSTEFAN NESTLERステファン・ネストラー氏

中国の弓職人さん

10年くらい前に新幹線にのって蘇州にあるおじさんの工房見学に行かせてもらったことがあります

中国の弓職人夫婦

まるで取引関係はないのですが、毎回、僕に声をかけてくれてみかんやらお菓子を下さります

フランスSELMER社の新モデルSIGNATURE

お披露目は上海でやるところで世界のパワーバランスを感じます

ドイツのカーボンチェロmezzoforte

中国では私の友人がmezzoforteの総代理店になりました

なんかわからないけど

これおもしろいなー(買って帰りましたけど?)

中国雲南省のかたともお友達になりました!

残念な私の顔ばっかりでスンマセン

4年のあいだに中国のそこらじゅうで顔認証がめちゃ進んでいます

スーパーで麻婆豆腐の素も買えたし、今回は麺の素?をゲット(箱の漢字から酸っぱくて辛いと予想)

4年前に社員旅行でやってきたPENIUNSULA-SHANGHAIのルーフトップバー

中国入国がムズすぎるのでこの先1年くらいかかりそうですが、また会社のメンバーみんなとここで飲んでみたいです

どうでしたか?

と、いうことで正式な裏ルート?で入国させてもらった中国・上海

まちなかをよく見ればヨーロッパからの外資系スーパーなど撤退しているなど、ここ数年の変化に気づくことはありますが、おおよそは活気ある街並みは変わらずで世界のビジネスの中心のひとつなのだと感じました